産官学民連携の研究開発拠点リビングラボ墨田を活用したSociety 5.0の実現に向けた総合知研究

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- 研究責任者
鈴木 規道 准教授 / Norimichi SUZUKI
- 所属
千葉大学 予防医学センター
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- 研究責任者
墨田サテライトキャンパスにおける産官学民連携の研究開発拠点「リビングラボ墨田」を活用しSociety5.0の実現に向けた住まいの環境・生体・日常動作の測定、フィードバックを基に健康・Well-beingを実現する「BeWell System Platform」を構築する事を目的とした。 住まいを舞台とし、少子高齢化やAI技術の急速な普及による社会環境の変化で発生しうる新たな 心身の健康問題を想定・予防・解決する総合知を提案する。研究期間内に達成する具体的な課題として、Well-beingを最大化させる住まい環境の自動最適化(快適性・集中・没頭・熱中症予防、ヒートショック予防)および、日常行動をモーショントラックし(認知症、行動)を早期発見する仕組みの達成を設定した。
具体的に研究期間内にリビングラボ墨田で下記を実施していく。
① 墨田区および近隣区との研究参加協力(リクルート)体制の強化
② 住まいの環境と生体情報を測定し適切な情報や行動をフィードバックする仕組みの開発
③ 住まいの環境から感情(集中や没頭)を推定し、環境の自動最適化する仕組みの開発
④ 住まいでの日常行動をモーショントラックし軽度認知症(MCI)を早期発見する仕組みの開発
以上より、背景となる課題および未来に直面する新たな課題解決の場を構築し、健康・Well-beingに通ずる生活に関わる一つの新しい「知」を複合的な視点から提案する。なお、得られた地域課題解決を目指した自治体、地域住民、民間企業との連携ノウハウは西千葉Well-beingリサーチパーク構想へ展開を行う。
