地域と人にねざしたAI減災サスティナブル学学際ハブ拠点形成
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- 研究責任者
ヨサファット テトォコ スリ スマンティヨ 教授 / Josaphat Tetuko SRI SUMANTYO
- 所属
千葉大学 環境リモートセンシング研究センター
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- 研究責任者
令和元年房総半島台風(台風15号)は関東地方では観測史上最大級の強度で上陸し、千葉県を中心に甚大な被害をもたらしました。
また、令和6年能登半島地震(M7.6)では、地震動や地形変化による建物や道路港湾等への被害も甚大で、両ケースとも発災後の現地の状況の情報不足が災害医療活動や迅速な災害応急対策活動を阻害しました。
今後、同様な巨大台風や東南海地震、首都圏直下型地震等の襲来が懸念されています。
そこで本プログラムでは、リモートセンシング、データ科学、防災学、気象学、地球物理学、災害医療学、社会科学の諸分野、現場である災害対策活動等の多分野横断連携を通じて、衛星ビックデータと空間AIを中核とした、AI減災サスティナブル学領域の開拓を目指す取組を行い、災害予測・防災機能の強化やAI減災サスティナブル学学際ハブの拠点構築を図ります。
本研究によって、科学的な災害予測、災害診断技術と社会科学的な意思決定手法が融合し、従来にない有益で効果的な災害危機対応策や災害危機管理技術が体系的な学問として確立し、発災前の災害予測情報、災害進行時の実時間災害観測情報、発災後24時間以内の現況把握、発災後の復興支援情報を提供するプラットフォームの実現と災害救急医療への社会実証、デジタルツイン災害対応科学の創生による災害レジリエントな都市、街づくりの実現が期待されます。