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磯部 祐子 特任助教 (JSPS特別研究員-RPD)

磯部 祐子

磯部 祐子 特任助教 (JSPS特別研究員-RPD)
/ Yuko ISOBE

Researchmap
  • 所属

    千葉大学 国際高等研究基幹 / 大学院医学研究院

  • 研究キーワード

    精神疾患、精神療法、児童青年期、脳画像解析、生物学的バイオマーカー

  • 所属学会情報

    日本理学療法士協会、日本不安症学会、日本心臓リハビリテーション学会、脳機能とリハビリテーション研究会

研究テーマ

脳画像を用いた児童青年期の精神疾患の神経メカニズムの解明

研究概要

精神疾患は児童青年期に好発し、不登校やひきこもりなどの社会的問題に発展するリスクが高いため、早期から適切な治療介入を行うことが重要です。治療には精神療法、薬物療法、環境調整など様々なアプローチが用いられますが、個人差が大きくすべての患者に同じ治療法が有効とは限りません。そのため、科学的根拠に基づいた個別化治療の確立が求められています。近年、精神疾患の病態や治療効果のメカニズム解明に向けた研究が進められていますが、臨床の指針となる生物学的バイオマーカーは十分に確立されていません。また、精神疾患は臨床的・病態生理学的に多様であり、単一のバイオマーカーのみで診断や治療を行うことには限界があると考えられています。

そこで、私達は精神疾患の治療戦略をより精緻化するため、生物学的・心理学的因子を統合した高精度な症状改善予測モデルの構築を目指しています。特に脳画像データと行動・心理状態の関連を明らかにすることで、将来的にはデジタルメンタルヘルスケア技術の開発に繋げたいと考えています。この研究を通じて、より多くの子どもが適切なサポートを受けられる環境の実現を目指します。