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佐藤(岡本) 美智代 特任助教 (JSPS特別研究員-PD)

佐藤(岡本) 美智代

佐藤(岡本) 美智代 特任助教
(JSPS特別研究員-RPD)
/ Michiyo SATO(OKAMOTO)

Researchmap
  • 所属

    千葉大学 国際高等研究基幹 / 真菌医学研究センター

  • 研究キーワード

    病原真菌、日和見感染、ステロール取込み、細胞内輸送、薬剤耐性

  • 所属学会情報

    医真菌学会、酵母遺伝学フォーラム

研究テーマ

病原性酵母の宿主血中からのコレステロール獲得と利用メカニズムの解明

研究概要

病原性カンジダ菌は、人の口腔や腸の粘膜に常在する酵母で、健康な人にとっては特に問題になりません。しかし、病気や加齢によって免疫力が著しく低下した場合、病原性カンジダ菌は血中に侵入し、重篤な血流感染症(致死率が30%〜50%程度)を引き起こします。このようなカンジダ菌の中で、私たちは、薬剤耐性が問題となっているCandida glabrata(以降、グラブラータ)に注目しています。

グラブラータは、系統学的にパン酵母と非常に近い種ですが、宿主(人)の血中からコレステロールを獲得し、利用する興味深い機構を持っています。グラブラータが、宿主に感染したとき、この機構がどのように作用するかについては分かっていません。私たちの研究室では、グラブラータの遺伝子機能の解明を目指し、グラブラータの全遺伝子改変株コレクションの作製に成功しています。そこで、このコレクションを活用し、グラブラータが宿主感染時に獲得したコレステロールをどのように利用するか明らかにすることを目指します。