塩尻 大也 特任助教

塩尻 大也 特任助教
/ Daiya SHIOJIRI

Researchmap

• 所属

  千葉大学 国際高等研究基幹 / 環境リモートセンシング研究センター

• 研究キーワード

  水文学、データ同化、陸面過程モデル、水文観測、土壌水分、地下水、流出、観測配置決定、次元削減、機械学習

• 所属学会情報

  土木学会、水文・水資源学会

研究テーマ

データサイエンスと物理モデルを活用した地球水循環プロセスの解明

研究概要

私たちの生活に密接に関わる水は、降水、蒸発、地面への浸透、河川への流出、といった様々なプロセスを経て常に循環し続けています。その過程で、時に水不足や水災害といった問題が起こりうるため、水循環プロセスを正確に把握することは重要です。そこで水循環の全体像把握のために、物理過程を定式化した物理モデルと、データサイエンス技術を組み合わせた、新しいシステムを開発します。

私たちが解決を試みる、従来研究において壁となっている問題は、観測が不足している点です。観測は水循環の正確な把握に重要であるものの、水循環が地球規模の大スケールの現象であるため限界があります。これまで様々な研究で水循環プロセスのモデル化が行われてきましたが、観測データの不足により、モデルの精度検証が満足に行えないという問題が発生しています。そこで本研究では、データ同化をはじめとしたデータサイエンス技術を応用することで、観測の不足という問題の解決に挑戦します。