第5回 千葉大学グローバルプロミネント研究基幹シンポジウム発表者募集のお知らせ(11/18)
2020年11月18日(水)に、第5回グローバルプロミネント研究基幹(GP)シンポジウムを西千葉キャンパスにて開催します。
本シンポジウムでは、優秀発表賞の審査対象となる(1)「GPプロジェクト発表者枠」と、GPの若手先導人材育成支援プログラムの支援を受けて過去一年間に海外渡航された学生向けの(2)「若手先導人材育成ポスター発表枠」を実施しております。今年度は、新型コロナウイルス感染防止の観点から、(1)および(2)を別日程で行うことといたしました。本ページでは、学内一般参加が可能な(1)のプログラムについてご案内いたします。(若手先導人材育成枠につきましては、こちらをご覧ください)。
本シンポジウムの「GPプロジェクト発表者枠」では23の研究プロジェクトの研究チームによる1分間のオンラインフラッシュ発表(事前録音動画の放送)と オンサイト/オンライン ポスター発表を行います。
また、グローバルプロミネント研究基幹の矢貝史樹 教授より、主に将来を担う若手研究者及び学生に向けて、研究モチベーションアップにつながる有益なご講演を頂きます。
各プロジェクトの推進責任者は、発表希望者をお取りまとめの上、期日までにご登録ください。
記
開催日時:2020年11月18日(水)13:00~17:00
開催場所:西千葉キャンパス けやき会館
1F大ホール(基調講演)および2F、3F会議室(ポスター会場)
オンライン開催:Zoom、Remo 予定
発表登録〆切:9月25日(金)
登録方法:個別にお送りしている様式により、プロジェクトごとにまとめてご登録下さい。
【一般参加申込のご案内】
事前申込を行った学内者に限り、当日のオンラインセッションおよび、オンサイトでの基調講演に参加可能です。参加をご希望の皆様は、こちら【学内限定】からお申し込みください。
ご来場いただくための申し込みは11月5日を持って締め切りました。【全てオンライン参加】のみ引き続き受け付けます
お申し込みの方には、当日の参加方法と合わせてインタラクティブポスターセッション練習(11月4日、11日予定)のご案内を後日メールにてご連絡いたします。
基調講演
- 講演タイトル:「ファイバーは曲げても信念は曲げない」
- 講演者:矢貝史樹 グローバルプロミネント研究基幹 教授
- 概要:今から10年ほど前に,色素からなる微細ファイバー(ナノファイバー)が偶然「輪っか」になることを見つけた。「輪っか」は開いて繋げると「ラセン」になるので,次はラセンの開発を目指し,そして実現した。すると,ラセンの傍に「輪っか」が2,3個鎖のように繋がった「カテナン」と呼ばれるものが見つかった。今から2年前のことである。オリンピックまでに5個繋げて論文だそう!と研究室は大いに盛り上がった。それから2年,5輪どころか22輪までできてしまい,複雑なメカニズムも解明できた。せっかくなのでIOCからも許可も得て,オリンピック開催に合わせてNature誌に論文を投稿した直後・・・オリンピックの方が逃げて行ってしまった。しかし論文は無事採択され,一月半経った今でも国内外からお祝いメールが届き,大いに盛り上がっているようだ。オリンピックのタイミングには合わせられなかったが,この不穏な空気の中,夢のある研究で世界中の人が少しでも元気になってくれれば嬉しい。10年前に見つけたリングを開いて伸ばして,とやっているうちに,たくさん繋げることができた。自分の分子で未知の現象を見つける!と言うクリエイティブな雰囲気もラボ内に醸成されている。まだ何か出るはずだ,と信念を曲げないでやってきて良かったと思っている。いつも分子任せ,学生任せで次は何が出てくるかわからないけど,これからもメンバーたちと楽しんで研究をしていけたら幸せである。
- 矢貝教授 略歴:立命館大学大学院理工学研究科博士課程を経て2002年に千葉大学工学部助手に着任し,2006-2010 JST・さきがけ研究員を経て,2010年准教授,2017年より千葉大学グローバルプロミネント研究基幹教授・大学院工学研究院教授。2009年光化学協会奨励賞,2011年日本化学会進歩賞,2011年文部科学大臣若手科学者賞,2012年花王研究奨励賞,2012年丸山記念研究奨励賞,2012年積水化学自然に学ぶものづくり奨励賞,2014年Asia Core Program Lectureship Award,2016年コニカミノルタ画像科学奨励賞優秀賞, 2017年Swiss Chemical Society Lectureships Award,2018年長瀬研究振興賞
- 研究室ウェブサイト:分子集合体化学研究室
プログラム
※発表者の人数によって時間枠に変更の可能性もございますので、ご了承ください。徳久剛史 学長・グローバルプロミネント研究基幹長(オンライン)
柳澤章 副学長・グローバルプロミネント研究基幹副運営部門長(オンライン)
(事前収録動画のオンライン放送)
矢貝史樹 教授(グローバルプロミネント研究基幹)
関実 研究担当理事・グローバルプロミネント運営部門長
GPプロジェクト発表者枠
・個別にお送りしている様式により、プロジェクトごとにまとめてご登録下さい。
・11月9日(月)までに
・スライド様式 日本語, スライド様式 英語
・いずれかの様式をご参考ください。
・Macをご使用の方は、Keynoteでご作成いただいたスライド動画でもmp4ファイルに限り受付可能です
・作成した資料は、mp4ファイル形式の動画資料と音声なしのPDF資料の両方を締め切り期日までに、下記メールアドレスにご送付ください。
・音声なしのPDFファイルは、シンポジウム開催後に作成するプロシーディングスに使用させていただきます
・メールアドレス:gp-sympo@chiba-u.jp
・添付ファイルの容量が大きい場合は、ファイル受け渡しシステムをご利用ください。
・持ち時間1分、スライド2枚程度、日本語英語どちらでも可
・資料を事前に提出いただく必要はございません。
・インタラクティブポスターセッション【練習】に1回以上必ずご参加ください(11月4日、11日予定)
・ポスターセッション練習の詳細は別途参加者にご案内いたします。