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グローバルプロミネント研究基幹とは

本学の研究戦略

本学では、学長のリーダーシップの下、「人文社会科学系、理工学系及び生命科学系の3分野における世界レベルでの研究(研究三峰)の推進」及び「次世代を担うイノベーションの創出を強力に推進・実現」とともに、国立大学に対する社会的な要請である「イノベーション創出人材の育成」や「融合分野・新領域創出の基礎となる幅広く多様な学術研究の継承・発展」等への貢献を目的とする戦略(「グローバルプロミネント研究基幹による独創的な次世代研究の創出と戦略的推進」)を策定しています。

グローバルプロミネント研究基幹の設置

第3期中期目標期間中において当該戦略を着実に実施し、本学の研究の核となる新規性・独創性を備えた多様で発展性のある研究群を長期間に渡り継続的に創出するシステムとして、平成28年4月に「グローバルプロミネント研究基幹(以下「GP研究基幹」という)」を設置しました。本基幹では、研究IR(Institutional Research)による分野分析等によって明らかとなった本学の戦略的・重点的推進研究分野等において、分野横断的に実施される研究先鋭化・分野先導プロジェクトを推進するとともに、当該プロジェクトへの重点的な支援を行っています。

グローバルプロミネント研究基幹の概要

GP研究基幹には、「世界レベルの研究の創出とそれに基づく国際的卓越研究拠点の形成」を進める(1)『研究部門』及び「次なる本学の重点推進分野を育成」する(2)『次世代研究インキュベータ』の二階層の研究推進部門を設けており、双方に複数の研究プロジェクトを配置しています。

(1) 研究部門

本学の研究の核となる「重点推進分野」として、トップダウン方式により指定した6つの研究分野の中から選定した先鋭的研究プロジェクト群(第3期中期目標期間(6年間)の時限付き)で構成されており、

  • 世界トップクラスの国内外研究者が参画し研究を加速させ、
  • 国内外の先端研究拠点とのネットワーク構築などにより、「世界水準の研究拠点の構築」や「革新的イノベーションの創出」を目指しています。
(2) 次世代研究インキュベータ

研究の強化と多様性の確保を目的として、若手・中堅研究者が中心となって推進する研究推進構想のうち、本学の次世代の重点推進分野となり得る研究分野をボトムアップ方式により選定・育成しています。

各プロジェクトに対しては、学長のリーダーシップによって「GP研究基幹」に集約された学内資源(研究人材、機器、研究資金、研究スペース、時間)を用いて、研究推進構想の進捗状況と評価結果を踏まえた「オーダーメイド方式」による重点支援を行っています。

このほか、国際レベルの若手研究人材を育成する(3)「育成部門」や、「GP研究基幹」を総括し、研究プロジェクトの審査・評価、分野分析・目利き、研究資源の集約・重点配分、PDCAサイクルを実践する(4)「運営部門」を設置しており、これらを一体的に機能させることにより、本学の研究力の強化を目指しています。