INSTITUTE FOR GLOBAL PROMINENT RESEARCH

2019年12月6日（金）、グローバルプロミネント研究基幹(GP) 第4回シンポジウムを西千葉キャンパスにて開催します。

本シンポジウムでは、21の研究プロジェクトと候補プロジェクトを合わせた合計22の研究チームによる１分間口頭発表（フラッシュ発表）とポスター発表を行います。

また、社会科学研究院の酒井啓子 教授より、主に将来を担う若手研究者及び学生に向けて、研究モチベーションアップにつながる有益なご講演を頂きます。

発表には、優秀発表賞の審査対象となる(1)「GPプロジェクト発表者枠」と、GPの若手先導人材育成支援プログラムの支援を受けて過去一年間に海外渡航された学生向けの(2)「若手先導人材育成ポスター発表枠」があります。(2)は優秀発表賞の審査対象とはなりませんが、渡航後に義務付けられている成果報告の機会としてご利用ください。

各プロジェクトの推進責任者は、発表希望者をお取りまとめの上、期日までにご登録ください。

記

開催日時：2019年12月6日（金）13:00～17:05　（懇親会 17:30〜19:00）
開催場所：西千葉キャンパス けやき会館
　　　　　1F大ホールおよび3Fレセプションホール室（ポスター会場）
発表登録〆切：9月27日（金）
登録方法：個別にお送りしている様式により、プロジェクトごとにまとめてご登録下さい。

　　

基調講演

　　

• 講演タイトル：「若者よ、本をもって現場に出よう」

講演者：酒井啓子　大学院社会科学研究院教授／グローバル関係融合研究センター長
概要：「地域研究」と聞くと、未だに何を研究する学問なのか、よくわからないと言われます。メディアでは、ただ海外事情に詳しい人としか思われていませんし、特に私が研究対象としている中東地域は紛争が多いので、カントリーリスク分析みたいなものかと思われがちです。しかし地域研究の肝は、「地域に現れる諸現象を総合的に解明することで、世界の動き全体を把握する」ことにあります。神は細部に宿る。ブラジルで蝶が羽ばたくとテキサスで竜巻が起きる。風が吹くと桶屋が儲かる。チュニジアの若者が焼身自殺して、8年後には香港でデモ隊が空港を占拠する。そんな遠い世界の一地域社会と国際政治のダイナミクスを分かちがたく研究する「グローバル関係学」をあみ出したのは、なぜか。紛争地を地域研究する醍醐味を、若い世代に伝えます。
酒井教授 略歴：千葉大学大学院社会科学研究院教授。1982年東京大学卒業、1992年ダーラム大学（英）修士、2019年京都大学地域研究博士。アジア経済研究所研究員、駐イラク日本大使館専門調査員、カイロ・アメリカン大学客員研究員、東京外国語大学教授を経て、2012年より千葉大学に着任。2017年より現職。元日本国際政治学会理事長。アジア太平洋賞大賞(2003年)、大同生命地域研究奨励賞（2009年）受賞。

プログラム

※発表者の人数によって時間枠に変更の可能性もございますので、ご了承ください。

GPプロジェクト発表者枠

若手先導人材育成ポスター発表枠