「生き物を観る・知る・真似る」展、開催のお知らせ
千葉大学グローバルプロミネント研究基幹では、生き物の飛行に関わる構造を観て、知って、真似る様子を体感できる企画展を開催し、最先端の研究をご紹介します。
本学生物機械工学研究室の劉浩 教授は、20年以上にわたって、鳥や昆虫などの羽ばたき飛行の研究を行っています。同研究室の取り組みは、「生物規範工学」という分野を超えた枠組みの中で、近年、社会的にも注目されています。
2018年には、工学者である劉教授が中心となり、生物学者・化学者・認知科学者らと共同で研究プロジェクト「昆虫が拓くビッグ・イノベーション」を立ち上げ、生物の形や柔らかさや知能をドローン技術などに応用する研究を進めています。
同プロジェクトが特に注目するのは、生物の飛行の力学です。例えば、昆虫や鳥が羽ばたく際に、翼の前縁に渦が生じます。この「前縁渦」によって、昆虫や鳥は、自身の体重以上の揚力を生み出しているのです。この企画展では、立体視映像を通して、「前縁渦」がどのように生物の飛行と関わっているのか、体験することができます。他にも、生物の翼の形や構造色などの最新の知見をもとに、それらの機能や構造を真似た様々な工学技術をご紹介します。
開催概要
開催日時:2019年10月18日(金)〜11月15日(金)、平日月曜〜金曜、9:30〜15:30まで。
なお、大学祭期間中の以下の日程は特別開館致します。
11月2日(土)〜3(日)、9:30〜15:30まで。
開催場所:千葉大学西千葉キャンパス松韻会館1F
参加費:無料、一般公開
ギャラリートーク:2019年11月3日(日)13:30〜