石原安野教授が第25回「ゴールド・メダル賞」を受賞
2019年4月17日、科学技術分野で優れた業績を上げた若手研究者を表彰するゴールド・メダル賞の第25回贈賞式が東京會舘で開かれ、石原安野教授にゴールド・メダル賞が贈られました。
同賞は、過去に京都大学の山中伸弥教授(第10回)も受賞されています。 今回、石原教授は、「高エネルギー宇宙ニュートリノを南極で初観測」の研究が評価されました。
25年間同賞の審査員を務めた石井威望・東京大学名誉教授は、講評の中で、「日本の十八番であるニュートリノの研究を一回り大きくして頂いた。従来なかった劇的な変化を実証しておられ、今回の受賞に繋がった。私たちが人類のドラマを知れるような形で研究を大いに発展させて頂きたい」と話しました。
石原教授は、「南極という非常に過酷な場所で、数えきれないトラブルや予想外の問題を乗り越えて研究を進めてきたので、そうした努力を含めてこのように評価して頂いたと思うと、より嬉しく感じる」と述べました。
石原教授が参画している南極での国際共同実験については、千葉大学西千葉キャンパスで、5月7日(火)から6月7日(金)まで南極ニュートリノ観測施設展を開催する予定です。