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工藤 渉 特任助教

工藤 渉

工藤 渉 特任助教
/ Wataru KUDO

Researchmap
  • 所属

    千葉大学 国際高等研究基幹 / 大学院医学研究院

  • 研究キーワード

    エピジェネティクス、小児がん、次世代シークエンサー、マルチオミクス

  • 所属学会情報

    日本小児外科学会、日本外科学会、日本癌学会、日本小児血液・がん学会、日本エピジェネティクス研究会、日本消化器癌発生学会

研究テーマ

マルチオミクス解析を駆使した小児がんの新たな医療戦略の構築

研究概要

「小児がん」は子どもに発生する悪性腫瘍です。日本では年間約2000-2500人が新規に診断されています。診断や治療法の向上により予後は改善してきました。しかし、未だに標準治療が奏功せず救命できない症例があったり、強力な治療により癌を克服しても、治療過程で生じる合併症が児の発達・成長に悪影響を及ぼしたりなど、解決すべき課題は多いです。

予後を改善し、癌治療後のQOLを向上させるような新たな医療戦略の確立を目的に研究を行ってきました。これまで主に「肝芽腫」について、網羅的な遺伝子発現解析、DNAメチル化解析、ヒストン修飾解析などを駆使し、癌の発生、進行に寄与する因子について研究してきました。現在の研究をさらに発展させると共に、これらのマルチオミクス解析データに臨床画像や栄養学的データなど多階層の情報を統合し、小児がんの克服に向けた新たな医療戦略の確立を目指し研究を進めて行きます。